英検1級受けてきました

受けてきました

英検1級の一次試験を受けてきました。すごい前(四半世紀ぐらい前?)にも受けたことがあり、そのときは二度目だかで一次試験に合格しました。ただ、二次はぜんぜんダメ。長い長い間をおいての再チャレンジです。

 

だいぶ厳しい感じ…

前半の単語の問題がかなり厳しい感じでした。パッとこれだと答えられたのは3割もあったかどうか。残りは完全に運ゲーです。自分の運にかけるしかない。

読解とリスニングはそれに比べればぜんぜん楽でした。(とりこぼしはありそうではあるけれども) そこで稼げているといいのですが。

作文の問題もわりと書きやすいテーマだったので、今回ぜひうかっておきたいところです。きびしいけど…。

そのうち正答も発表されるとは思いますが、今回は自己採点はせず、結果発表を待ちたいと思います。

 

感想

受けてみた感想を少し。

 

単語の問題

これが一番厳しかった…。問題文で言っている意味はわかるし、自分でもっとやさしい言葉で言い換えることもできるんです。が、選択肢の中から選ばねばならない。

語彙力を見るにはいいんでしょうが、あんまり実用的じゃないよなぁ、などと思いつつ解答しておりました。

何にしても、「この問題(全体の半分近く!)は、字を知らねえマヌケ(自分だよ)を排除するためなんだろうな…」とある意味納得。

読解の問題

単語の問題に比べれば何ということはないように思いました。読む分量が多いのでちょっとイヤになるけど、普段から文章を読むのに慣れていれば、平気でしょう。

ただ、解答していて思ったのは、「これ、英語の試験っていうより、国語の試験みたいだなぁ」ということ。英語がわかるかどうかより、内容を読み取れているか、というのを試されているように感じました。

 

作文の問題

今回は書きやすいテーマだったように思います。事前にヤマをはっていたのが、環境、貿易摩擦、オリンピック、でしたが、まぁ、悪くない読みだったのでは。

ただ、自分の書いたのを読み返してみると、なんだか小学生の作文みたいです。語彙力がないとこうなっちゃうんだよな。

 

リスニング

これもそんなに難しくはないと感じました。ただ、時間がない。「えーと、えーと」と迷いが出るともうダメ。答えをいったん選んだら、それについては忘れて、次に集中。そうしないとどんどんグダグダになるばかりです。

 

時間配分

筆記の部分が100分。単語と読解はマークシート。作文は記述式です。200~240語。

自分の作戦は「マークシート60分、記述30分、バッファとして10分」でした。ほぼそのとおりに進めることができたと思います。まわりの人もだいたいそんな感じだったのではないでしょうか。(もちろん見るわけにはいかないけど、鉛筆の音からするとそんな感じを受けました)

 

英検1級一次のための勉強

単語の勉強

単語力をつけるというのが鍵になりそうです。それは予想通りだったし、2ヶ月間それに絞ってやってきました。やってきたことは間違っていなかった。しかし、量が足りていない…。

単語集としては以下のものを使いました。例文を紙に書き取る形。(ただし、全部は終わらなかった…)

なお、この本、理由はわからないのですが、「でる度B」の単語がいちばん簡単なように感じました。「でる度A」「C」はけっこう知らない言葉が多かったように思います。なので、A→C→熟語編→B、という順番で勉強しました。(Bの途中で時間切れ) 

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2012/03/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

あと、これもちょっとだけやりました。これのレベル12のところだけ。

究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (究極シリーズ)

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  • 出版社/メーカー: アルク
  • 発売日: 2007/10/25
  • メディア: 単行本
 

 

しかし、単語を覚えるというのは、ちょっと見たり書いたりするだけではダメですね。やはり文章の中で見ないと自分のものになりません。

そう考え、小説も読むようにしたのは効果的だったと思います。このへんは次の読解の勉強のところで。

読解の勉強

前の記事にも書きましたが、「日本語で読んだことのある小説」を読むというのがけっこう有効なように思います。 

nhirose17.hatenablog.com

 今回は、Ringworld と Firestarter を読んでいましたが…、Firestarterの途中で時間切れ。だいぶいいところまで来たんですけどねぇ。物語のもう本当に最後の部分です。Firestarterは大学生のときに一度原書で読破しているのですが、あの頃の英語力で、かつ、紙の辞書しかない時代に(電子辞書はすでにあったのかもしれませんが、少なくとも持ってはいませんでした)、よく読んだものです。けっこう長い本で、翻訳だと文庫版が上下二冊なのです。 

たくさん読むということで、読解力が上がる…というよりは、読むのが速くなるように思います。これが大事。

Ringworld (English Edition)

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  • 作者:Larry Niven
  • 出版社/メーカー: Spectrum Literary Agency, Inc.
  • 発売日: 2015/09/06
  • メディア: Kindle
 
Firestarter (English Edition)

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  • 作者:Stephen King
  • 出版社/メーカー: Hodder & Stoughton
  • 発売日: 2010/03/22
  • メディア: Kindle
 

 

作文の勉強

作文の勉強というのは特にしなかったのですが、今にして思うと、HiNative (hinative.com) でいろんな人の質問に答えていたのがよかった。

日本語に関する質問に日本語で答えることももちろん多いのですが、アメリカ人・イギリス人からの日本語に対する質問に英語で答えるというパターンもけっこう多かったのです。暇つぶしにけっこうやっていたのですが、それが英作文の練習になっていたように思います。

 

そしてまた例によって…

問題集せっかく買ったのにやりませんでした。過去問がぜんぜんできなかったらきっとショックで勉強をやめてしまうに違いない…という予想に基づき、やらなかったわけです。独検2級のときと同じパターン。

ただ、今回は問題の形式を確認するため、ちらっとだけ見ました。英作文以外はマークシートということが確認できただけでもよかったです…。

 

試験に備えて

  • 体調を整えること!(今回は諸事情により腰痛…。座って試験を受けている間は平気でしたが、行くのやめようかと思ったぐらいでした)
  • 会場への行き方と時刻表を調べておくこと!(他の試験で何度か行ったことのある場所だったし、いざとなれば自転車でも行ける距離だったのですが、生憎の荒天…。バスで行くことにしましたが、けっこうギリギリでした)
  • アナログ時計を持っていくこと!(今回は当日腕時計を購入するというダメダメぶり…。AppleWatchしか持っていかなかった独検2級のときよりはずっとマシですが)
  • でも、AppleWatchも(普段使っているなら)持っていくこと!(どうせAppleWatchは使えないので家に置いていったのですが、モバイルSuicaが使えず難儀をしました…)
  • 英検は受付がある!(他の語学の試験ではそんなことなかったのですが、英検は受験票を出してハンコを押してもらう必要があります。その分の時間を計算に入れておかないといけない)
  • 拘束時間が長い感じなのでトイレにはちゃんと行こう!(試験時間は筆記100分 + リスニング35分ぐらいなのですが、着席、試験の説明、問題用紙配布…といったプロセスがなんか非常に時間がかかる。要するに3時間まるまるトイレ行けないわけなのです。午前中あまりたくさんお茶飲んだりしなくてよかった…)

 

結果は…

2月10日12時ごろからWebに掲載とのことです。とにかくそれを待とう。