紙の辞書か、電子辞書か

タイトルを書いていて思いましたが、「電子辞書」という言葉もちょっと古いですね。まだあるのかな、電子辞書。ここでは「電子辞書」という言葉は、スマホのアプリも含め、紙じゃない辞書という意味で使いたいと思います。

 

電子辞書というものが出てきた当初は、それはあまり学習にはよくなくて、やはり紙の辞書の方が手を動かす分学習効果が高いのではないかと思っておりました。

今はもう「電子辞書もアリかな」と思うのですが、それでも、時間があるときはやはり紙の辞書を使っています。

特に、ドイツ語は紙の辞書の方が頭を使うので良いと思います。

  • 見たことのない複合語の意味を調べるとき。紙の辞書であれば、元の単語の切れ目をきちんと考えながら辞書をひくことになりますが、電子辞書であれば、とにかくアルファベットを入れれば、単語がヒットしてしまいます。便利でいいのですが、頭は使わない。
  • 見たことのない動詞の活用形を調べるとき。これも、電子辞書だととにかくアルファベットを入れさえすれば「XXXの過去形」というのがパッと出てくるわけです。紙の辞書だと元の形を推測しながら辞書をひくことになりますが、これは「動詞の変化のパターン」を覚えるにはちょうどいいと思います。

ただ、アプリの方がいいかなと思うのは中国語(繁体字)をやっているときです。漢字の筆順を確認できるのはありがたい。繁体字は日本の旧漢字とだいたい同じなので、読むのに苦労はしないのですが、いざ書くとなると、書き順がわからないということがけっこうあります。「樓」(楼の正字)なんて、これまで書いたことありませんでした…。

いま使っているアプリはこちら。名前はアレですが、機能は非常にしっかりしています。ボポモフォもわかるし。台湾華語を勉強する方にはおすすめです。

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