ドイツ語検定2級、合格しました!

合格しました!

本日、12月に受験したドイツ語検定2級の結果が届きました。無事合格!

正直ちょっと微妙なできだったので、結果が届くまではドキドキでした。

もともと「気分転換」のつもりでドイツ語を始めたわけですが、2018年夏に3級に合格。しかし、そこで2級を受けるかどうか少し悩みました。が、2級をとる可能性があるとしたら今しかないと考え、受験することにしました。やはり受けてよかったです。

まぁ、今の自分の実力はだいたい「3回受けたら1回ぐらいは合格する」ぐらいのところだと思っております。その1回が一発目で来たというのは非常にラッキーでした。

筆記の方は散々なできでしたが、リスニングを全問正解することができたのが、合格できた理由と思います。

なお、成績は63.19点(合格最低点は51.39点)なので、あまり自慢できるようなものではないです…。

 

2級に向けての勉強

3級までは試験対策用の問題集が多く出ているのですが、2級用の問題集というのはぐっと数が少なくなります。これは、おそらく「問題集という形式」があまり意味がないからだと思われます。2級では語彙力が非常に重要になるので、ちょこっと練習問題を解くといった小手先のことではあまり意味がないのでしょう。

 

語彙力

語彙については以下の単語集が大いに役立ちました。

最効率! 例文で覚えるドイツ語単語

最効率! 例文で覚えるドイツ語単語

  • 作者: アンゲリカ・ヴェルナー,兒玉彦一郎
  • 出版社/メーカー: 研究社
  • 発売日: 2015/09/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

この本は例文が非常によく工夫されていて、ある例文で出てきた新出単語が少し後の例文でまた出てくるようになっています。繰り返し目にすることで覚えやすくなるよう、よく考えられています。

この本の例文を計3回書き取りました。(ほぼ1年かかりました)

しかし、この本に出てくる単語をすべて覚えていたとしても、2級に楽々合格というレベルにはまだ遠いように思います。2級はそれだけの語彙力が要求されます。

 

読解

読解については、こちらの本を。ただ、時間が足りず、試験前には3割ぐらいしか読めていませんでした。単語を覚えるため、こちらもテキストを紙に書きとりました。

ドイツ語エッセイ 笑うときにも真面目なんです (音声DL BOOK)

ドイツ語エッセイ 笑うときにも真面目なんです (音声DL BOOK)

 

 

こちらはちょっと読んだだけ。いつか読破したいとは思いますが、まだ先になりそうです。(なお、非常にいいお話なので、未読の方はまずはぜひ日本語で!)

Momo

Momo

 

 

文法

文法は何と言ってもこれ。 

NHK出版 これならわかる ドイツ語文法 入門から上級まで

NHK出版 これならわかる ドイツ語文法 入門から上級まで

 

ドイツ語を始めて以来、トータルでこの本を4回読みました。4級・5級受験までに3回、2級受験前にもう一度。この本の内容で2級で必要になる文法事項は全部カバーされていると思います。

 

こちらの本は結局試験が終わった後に読んだのですが、余裕があれば先に読んでおきたかった…。ドイツ語の深いところがわかる、よい本です。この方本当にドイツ語大好きなんだなぁ…と思わされる一冊です。なお、3級レベルまでならここまで深い内容は不要。

中級ドイツ語のしくみ

中級ドイツ語のしくみ

 

 

リスニング

これはNHKラジオ講座のCDを聴きまくりました。最初のところでも書きましたが、今回2級に合格できたのはリスニングのおかげ。

とにかくたくさん聴いているうちに耳が慣れてきます。

ただ、NHKラジオ講座もどうしても時期により当たりはずれがあるのも事実。

ドイツ語中級編で特によかったのは以下です。

  • Auf Deutsch für Euch (2012年10月~2013年3月)
  • ドイツ語が見てきたNIPPON (2013年4月~2013年9月)
  • 黒猫イクラと不思議の森 (2014年10月~2015年3月)
  • 鷗外の見たドイツ (2017年7月~2017年9月)

中でも「Auf Deutsch für Euch」は日本語無しで全部ドイツ語という珍しいパターン。全部ドイツ語ではありますが、速すぎず、またきれいな発音なので、聞きやすいです。

このへんのものはさすがに今から音声ダウンロードで手に入れることはできないようですが、もしオークション等でCDが手に入るようでしたら、ご参考にしていただければと思います。

なお、初級編では以下のものがよかったです。

  • レアとラウラと楽しむドイツ語 (2012年10月~2013年3月)

そうか、そうやって見てみると、2012年10月からの半年は初級・中級ともに最高の内容だったんだな…。

 

コツなど

文法書を読むとき、また、単語を書き取るときは、「3回ずつ」というのが効果的でした。ただし、この「3回」というのは、単純に3回通して読むということではなく、1章ずつずらしながら3回読むというやり方です。(自分で考えたわけではなく、何かの本で読みました…。「ハーバードで学んだ脳を鍛える53の方法」だったかな?)

具体的には、

  • 1章、2章、3章
  • 2章、3章、4章
  • 3章、4章、5章

という要領です。細かく言うと、最初と最後の章の回数が少なくならないよう、実際には以下のようにするわけです。(1章~10章の本の場合)

  • 1章
  • 1章、2章
  • 1章、2章、3章
  • 2章、3章、4章
  • 8章、9章、10章
  • 9章、10章
  • 10章

この方法は物を覚えるのにはとても有効なので、他の語学の学習にも使っています。

 

受験に際して

受験したときに気づいたことをいくつか。

出だしで心が折れないように!

最初の方に単語の問題が出ます。「(知らない単語)を言い換えると、以下のどれが一番近いでしょうか。1. (知らない単語) 2. (知らない単語) 3. (知らない単語) 4. (辛うじて知っている単語)」…みたいな問題です。これは正直辛い!

最初からこの調子だと、もうあきらめて帰りたくなりますが(なりました)、めげないこと。これもしょせん一問でしかないのです。

 

読解問題は落ち着いて

知らない単語(本当に見たこともない単語)がたくさん出てきて、何が何やらわからない…とあせってしまいそうになりますが(なりました)、落ち着いて読んでみると、おぼろげに意味がわかってくるものです。なので、落ち着いて!

 

並び替え問題は大事

最後に出題される、文を正しい順番に並び替える問題は非常に重要です。ちゃんとわかれば大量得点になりますが、間違えるとごそっと点が減ります。自分は今回の試験では考えに考えた上で、間違えました。ここで正解できていれば、試験結果をこんなにヒヤヒヤして待たなくても済んだはずでした…。

 

時計を忘れずに!

別の記事(下記)にも書きましたが、アナログの腕時計をちゃんと持っていくのを忘れないように! 今回、時計無しで試験を受けるはめになり、かなり不利でした。

 

nhirose17.hatenablog.com

 

これから2級を受験される方に

2級の試験はかなり難しいですが、独学でもなんとかなる可能性はあります。

ただし、ちゃんと本気で勉強することは必要。そのために、ある程度時間がかかることは覚悟しないといけません。

が、努力すれば結果はついてきます。

頑張ってください!