Introvert Doodles
ずっと中国語の話ばかり書いていましたので、たまには英語について。「書評」というタグをつくりましたが、書評というより感想です…。
Introvert Doodles: An Illustrated Look at Introvert Life in an Extrovert World (English Edition)
- 作者: Maureen Marzi Wilson
- 出版社/メーカー: Adams Media
- 発売日: 2017/07/25
- メディア: Kindle版
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シアトルのBarnes & Nobleで見かけて、もう荷物パンパンなのにどうしても欲しくて買ってしまった本…のわりに、ずっと読了できずにいたのですが、結局Kindle版で買い直し、ようやく読み終わりました。
「Introvert (内向的な人)」の考え方や行動パターンなどについての、面白く、わかりやすい漫画です。もちろん introvert の人が読んでもいいですし、extrovert (外交的な人)が introvert のことをもっと理解するために読んでもいい、そんな本だと思います。どちらのタイプの人にも役に立つ。
Introvert, extrovertという言葉は実はこの本で初めて知ったのですが(語彙力なさすぎ)、検索してみるとけっこうひっかかってきますので、わりとよくある分類法なのでしょう。
最初にこの本を見たときは、「コミュ障」と「リア充」、もしくは「陰キャ」と「陽キャ」という訳語を当てることを考えていましたが、どうもそれだと本の内容と合わない。作者のメッセージは、(extrovertの人にはわかりにくいかもしれないが)introvertであることの良さ・強みもある、extrovertとintrovertはお互い補完しあうものである、ということなので、必ずしも「introvert自虐あるある」みたいな本ではない。もうちょっとポジティブな本です。…なので、「コミュ障」「陰キャ」という、ネガティブなイメージしか与えない訳語はふさわしくないと、考え直しました。とはいえ、「内向的な人」だと堅すぎてちょっと面白味に欠けますね。
これ誰か日本語版出してくれないかな。どういう訳語を当てるか見てみたい…。