まずは中国語の話から

 

2019年になったのをきっかけに、いろいろな語学の学習に関する話題・コツ・雑談などのブログを始めることにしました。

まずは中国語の話から。

 

磯野貴理子さん

年末にふとテレビを見ていたら磯野貴理子さんが「わたし中国語検定2級持っているので…」と言っていて、ビビりました。中国語検定を受けている方ならご存知と思いますが、中検2級と言えば、完全に「ガチ」の領域です。忙しい芸能人でもそこまで取れるんだから、自分ももう一度中国語ちゃんとやらなきゃなぁ…と思った次第。2014年秋に中国語検定3級まではとりましたが、そこから伸び悩んで、ちょっとほったらかし中なのです。(2018年冬から、個人レッスンを申し込みました。その話はまたいずれ)

 

中国語を始める

自分が中国語を始めたのは2012年の4月でした。同時にイタリア語、ドイツ語、フランス語も始めることにしました。(それぞれ、「ものになっている」程度はバラバラですが…)

その後、2013年11月の第81回中国語検定で準4級を、2014年6月の第83回で4級を、2014年11月の第84回で3級をとっています。

この間、語学学校に行ったり、個人レッスンを受けたりということはなく、完全に独学でした。個人の感想ですが、中国語検定3級までは独学かつ片手間の勉強でいけるように思います。2級からは一段と難しくなるので、勉強の量なのかやり方なのかを変えないと難しいように感じています。

ということで、2級から先のお話はまだできないので、3級までのお話を…。3級までの勉強をする最、いろいろと役に立つ参考書もありましたので、それはまた追々紹介していきたいと思いますが、メインになったのはNHKラジオのCDでした。とにかくこれを何度も聴く。他の言語でもそうなのですが(というのもそのうち書きたいと思いますが)、NHKラジオの教材は非常によくできています。これから中国語を始めるという方はぜひNHKラジオの教材から始めてみてください。

 

つまずく理由

中国語を始めると、だいたいまずは最初に「発音練習」があります。

中国語をやめちゃう人のほとんどが実はここなんじゃないか、日本史で言えば「縄文式土器」の段階でやめちゃっているんじゃないか、と思えてなりません。自分も大学生のとき一度ここでつまずきましたので…。(という意味では、2012年4月は正確には「中国語の再チャレンジを始めた」ときなのです)

中国語の発音練習というと、最初に四声の説明があって、母音、子音、…と続いていく。もちろんこれは大事なことです。四声というのが何かがわかっていないと中国語はまったく通じないので、最初に発音練習が来るのはまったく正しいのですが…、でも、ちょっとおもしろくないし、なんと言っても気恥ずかしい感じなのですね、この練習。

自分が始めた2012年4月のNHK「まいにち中国語」のテキストを見てみると、2週間(放送10回分)までが発音練習でした。それを過ぎてやっと「私は日本人です」というような簡単な文の勉強。同じ月の他の言語のNHKの教材と比べてみると、イタリア語とドイツ語は最初の日からごく短い文の紹介。フランス語も発音と数字などで1週間(3回)使っているものの2週目(第4回目)からは短い文が紹介されていました。(このときのフランス語講座は非常にみっちりした内容で、むしろ発音で1週間とっているのは例外的。それ以降のフランス語講座では最初から文が紹介されることが普通のようです)

それに対して中国語は上で述べたとおり2週間まるまる発音。これは確かにつまらない。しかし、だからといってこの2週間を越えられずにやめてしまうのは非常にもったいないと思う次第です。なので、中国語をこれから始めるという方には、とにかく2週間、発音練習を抜けるまでまずは頑張ってください、と申し上げたいところです…。

 

磯野貴理子さん、ふたたび

それにしても中国語検定2級というのはすごすぎだろうと思い、調べてみると、実はHSK 2級(※)だった、とのこと。「なぁ~んだ」と思ってしまいましたが(申し訳ない)、いやいや、自分よりも何倍もお忙しい方です。そんな方がHSK 2級を一発合格だったというのは、やはり尊敬に値することと思います。磯野さんを見習って、自分もまた中国語の勉強を本格的に再開したいと思います。(まずは、ドイツ語にケリをつけてからですが…)

※ご存知ない方のために。HSKは中国政府公認の資格なのですが、日本の中国語検定(準4級、4級…と難しくなっていく)と異なり、HSKはやさしい方から1級、2級と上がっていく数え方なのです。